SSブログ

Le printemps s'approfondit. (春が深まる)・制作編 [New Items]

ネックレス「プランタニエーークレマチス」の材料

さて、昨日のエントリーからの続きです。

今回作った「Printenier - Clématite」は、ある意味色合わせに苦労した感があります。
まず、クレマチスのピンク。そして、葉のグリーン。

…………これだけ?(^o^;)

いやいや、メインはそれとしても、それではあまりにも間が持たないし単調。補色を考える必要がありました。

今回、花そのものとしては取り上げませんでしたが、
春の深みを表現するには「菫色」は不可欠だな、と思い、用意したのが菫色のローズカットストーンと、最近いたくお気に入りのスワロフスキー・カーディナル。クレマチスに見立てたジャパンヴィンテージのフラワーにも、ピンクだけでなくパープルのものを追加しました。
あとは、樹木の色として、また、菫色と葉のグリーンを馴染ませるスワロフスキー・トパーズブレンドを挟み込みました。
このビーズ、言ってみればブラウンとシャンパンカラーのツートーン。色の薄いシャンパンカラーの部分が、深く力強い虹色に光る、実に秀逸な素材です。

……ともう一つ、
イギリスの伝統的な家の壁や渋い街並みを象徴する、メタリックなグレーのビーズを2種類。
これだけ揃えば、春の華やかさと深みを表現するには充分です。

構造としては、「春の存在感」を際立たせるために、アシンメトリーにして、花の咲いている部分に春が宿っているように仕上げました。

私の心の中に長く残っていた、あの美しい春の光景を、このような形で表現できたことは、私にとっても感無量です。
nice!(0)  コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。