水の誘惑・着想編 [New Items]
もうお忘れかもしれませんが、
ビーズの透明感をフィーチャーした、不定期シリーズの「Transmission」というものがありまして。
久々に、その新作を作ってみました。
シリーズワーク「Printenier」の合間に制作したシンプルでいて叙情的な作品を、今回ビーズアートショー初出で販売いたします。
私は着想をしばしば音楽に求めます。
今回紹介するネックレス「Ondine(オンディーヌ)」などはまさにそれで、
これを制作する間、モーリス・ラヴェルの組曲「夜のガスパール」の第1曲「Ondine」(上の写真にある楽譜がそれです)が頭に流れていました。
この曲は、アロイジュス・ベルトランという詩人の詩を元にしていて、
人間の男性を見初めた水の妖精・オンディーヌが、その男性を誘惑する、というストーリー。
妖しく、巧みに誘惑するも、男性に拒否されたオンディーヌは、高らかに笑いながら水に消えていく——簡単に言えばそんな筋です。
オンディーヌの誘惑と孤独、恋に破れた悲しみ、それでもプライドからか、高らかに笑いながら清らかに消えていく水の精。そんな物語が、透きとおるようなピアノの綾で描かれます。
そんな曲から思い浮かんだネックレス。
センターヘッドに据えた清冽なブルーガラスのブーケは、水に佇む魅惑的なオンディーヌの象徴。
その「オンディーヌ」の周囲を、清らな水のようなクリアビーズたちが取り巻きます。
造形は、下へ下へと流れ落ちる水を表すように、長めのYヘッドを持つネックレスに。様々な形のクリアビーズで、きらめきに変化をつけました。
……とまあ、またしても長くなってしまいましたので、ここまでが着想編、ということで。続きの制作編は、また明日。
ビーズの透明感をフィーチャーした、不定期シリーズの「Transmission」というものがありまして。
久々に、その新作を作ってみました。
シリーズワーク「Printenier」の合間に制作したシンプルでいて叙情的な作品を、今回ビーズアートショー初出で販売いたします。
私は着想をしばしば音楽に求めます。
今回紹介するネックレス「Ondine(オンディーヌ)」などはまさにそれで、
これを制作する間、モーリス・ラヴェルの組曲「夜のガスパール」の第1曲「Ondine」(上の写真にある楽譜がそれです)が頭に流れていました。
この曲は、アロイジュス・ベルトランという詩人の詩を元にしていて、
人間の男性を見初めた水の妖精・オンディーヌが、その男性を誘惑する、というストーリー。
妖しく、巧みに誘惑するも、男性に拒否されたオンディーヌは、高らかに笑いながら水に消えていく——簡単に言えばそんな筋です。
オンディーヌの誘惑と孤独、恋に破れた悲しみ、それでもプライドからか、高らかに笑いながら清らかに消えていく水の精。そんな物語が、透きとおるようなピアノの綾で描かれます。
そんな曲から思い浮かんだネックレス。
センターヘッドに据えた清冽なブルーガラスのブーケは、水に佇む魅惑的なオンディーヌの象徴。
その「オンディーヌ」の周囲を、清らな水のようなクリアビーズたちが取り巻きます。
造形は、下へ下へと流れ落ちる水を表すように、長めのYヘッドを持つネックレスに。様々な形のクリアビーズで、きらめきに変化をつけました。
……とまあ、またしても長くなってしまいましたので、ここまでが着想編、ということで。続きの制作編は、また明日。