セント・セシリアの日々 着想編 [New Items]
秋を彩るネックレス「Cecilia(セシリア)#1 "Roseraie d'Automne"(ロズレ・ドトヌ/秋の薔薇園)」の登場です。
なぜ「#1」かというと、このローズ型ビーズを使って、色違いのバリエーションでネックレスを作ってみたい、と考えているからです。
結構大きい。直径約15mmです。一つ使えば充分な迫力です。
#1の色遣いは、暗い真紅、ロゼ色、葡萄色など、秋の庭園に見え隠れする艶やかで豊潤な彩りを背景にしています。
実は私、秋らしい配色を考えるのが苦手で。
明るい、濁りのない色目を選びがちになってしまうんです。だから、秋に合うちょっとくすんだ、成熟した色合いからはいつも遠ざかってしまう。
今回は、そんな自分への挑戦です。
秋色の中でも、赤系・紫系は自分にとって取っつきやすいので、そちらからのアプローチです。
あと、今回のモチーフは一回り大きめにしてみようと思いました。これも挑戦です。
今回はコンセプト優勢ではないので、コードネームは色々迷いましたが、"Cecilia"(セシリア)にしました。主役のローズビーズが「セント・セシリア(St. Cecilia)」というピンクの薔薇に似ている、というのが由来です。
薔薇は夏のイメージが最も強いですが、ほぼ通年楽しめる花でもあります。セント・セシリアのネーミングの元となった聖セシリアの祝日は11月22日。薔薇に秋を託すには、相応しいと言えるかもしれません。
これから始まるのは、セント・セシリアに見立てたローズビーズから始まる、秋から冬にかけての彩りの世界です。
今回も長くなったので、ここまでが着想編で。
#1制作に関しては、また明日。