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デザフェスへの道・その1 「しず心なく花の散るらむ」の巻 [New Items]

まあ、そんなわけで、泡を食いつつデザフェスへの準備を始めているわけですが…。
とりあえず、販売品を整える以前に、やることが。
折角の大舞台、展示に堪えるような、見応えのあるものを作ってみよう。
そう思って、いま手がけています。

先日、一品できあがりました。
連作「Piece of Universe(参考展示品)」の一つであるネックレス「Hana(花・桜)」です。
制作途中の画像は、Twitterのプロフ画像として上げてきましたが、完成した姿は、ぜひデザフェスで。

でもまあ、ちらっと。こんな感じ。

「Piece of Universe - Hana」桜の花と花びらのビーズで、季節の移ろいを表現したネックレス

「Piece of Universe」のテーマは「森羅万象」です。こんな大きなテーマ、大丈夫なんでしょうか(^_^;)
これは、「風花雪月」という言葉を聞いて着想したものです。で、そのうちの「花」が今回できあがったわけ。

「Piece of Universe - Hana」は、まさに春に爛漫に咲く桜、なわけですが、花の咲くさま、そして散るさまを表現することで、時間と生命の移ろいを表現しています。
そうしたダイナミズムを、ネックレスという静物でいかに表現するか。これが今回のキモです。

「Piece of Universe」の材料は、1年ぐらいかけてコツコツと集めました。
今回「Hana」で主に使われたのは、ジャパンヴィンテージの桜の花、または花びら型のビーズです。

これらのビーズは、昔、日本で丹念に作られた繊細なガラスでできています。特に花びらなど、まるで本物のよう!花びらの根元から先までの色のグラデーション、透ける質感。絶妙な素材です。
が、それを扱う難しさはトップクラスです。
ピンが埋めこまれている分、ガラスの強度が弱まっていて、ひょんな拍子にガラス部分が真っ二つに割れてしまうことがあります。
また、埋め込みのピンは、一度折れると取り換えがきかないので、使い物にならなくなります。

「Hana」制作中にも、こんな「殉職者」が。



曲げた時から、イヤな感触はしましたが。
なまし(ピン製造時に金属に柔軟性を持たせるための工程。熱した金属を急激に冷やすことで、柔軟性が得られる)が甘いピンなどは、1、2度曲げただけでもポキッといっちゃいます。

そんな苦労をしつつ、仕上がった「Piece of Universe - Hana」。ぜひ会場で、移ろう春を感じてください。

さて、次は、何にかかろうか。
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