SSブログ

Le printemps s'approfondit. (春が深まる)・制作編 [New Items]

ネックレス「プランタニエーークレマチス」の材料

さて、昨日のエントリーからの続きです。

今回作った「Printenier - Clématite」は、ある意味色合わせに苦労した感があります。
まず、クレマチスのピンク。そして、葉のグリーン。

…………これだけ?(^o^;)

いやいや、メインはそれとしても、それではあまりにも間が持たないし単調。補色を考える必要がありました。

今回、花そのものとしては取り上げませんでしたが、
春の深みを表現するには「菫色」は不可欠だな、と思い、用意したのが菫色のローズカットストーンと、最近いたくお気に入りのスワロフスキー・カーディナル。クレマチスに見立てたジャパンヴィンテージのフラワーにも、ピンクだけでなくパープルのものを追加しました。
あとは、樹木の色として、また、菫色と葉のグリーンを馴染ませるスワロフスキー・トパーズブレンドを挟み込みました。
このビーズ、言ってみればブラウンとシャンパンカラーのツートーン。色の薄いシャンパンカラーの部分が、深く力強い虹色に光る、実に秀逸な素材です。

……ともう一つ、
イギリスの伝統的な家の壁や渋い街並みを象徴する、メタリックなグレーのビーズを2種類。
これだけ揃えば、春の華やかさと深みを表現するには充分です。

構造としては、「春の存在感」を際立たせるために、アシンメトリーにして、花の咲いている部分に春が宿っているように仕上げました。

私の心の中に長く残っていた、あの美しい春の光景を、このような形で表現できたことは、私にとっても感無量です。
nice!(0)  コメント(0) 

Le printemps s'approfondit.(春が深まる)・着想編 [New Items]

Necklace Printenier Clématite クレマチスの花をかたどったネックレス

Le printemps s'approfondit.

直訳すると「春が深まる」という意味です。そんな表現がフランス語にあるかどうか、正直知らないのですがA^_^;) 少なくとも、英語には"Summer deepens."という表現がありますし、日本にも「秋が深まる」という表現がありますしね。
もっとも、日本語で「深まる」と言えば、慣用的に「秋」にしかリンクしない不思議。深まる春だってあると思うのですが。

Printenier Chapitre 2 "Clématite"
シリーズワーク「プランタニエ」第2章「クレマチス」。
深まる春のために選んだ花です。

もう随分昔になりましたが、イギリスに旅行した時の話です。
初めての海外旅行でした。一応英語は理解できるとはいえ、話しつつ、習慣の違いに戸惑いつつ、ぶっつけ本番でTourist Infoに今晩泊まれる宿を案内してもらいつつ(!!)旅をしました。行動が若いですねぇA^_^;)

そうしてひーひー言いながらイングランドを回ってきたのですが、日本で言うゴールデンウィークシーズンのイギリスの美しさは!特に、出窓からこぼれるように咲く、ピンクの花がとても印象深く、春らしさを存分に満喫できました。

あの花は、何という名前なのだろう。
ある田舎町のゲストハウスのミストレス(女主人)に尋ねてみました。
「それは多分……『クレマチス』だと思いますよ」
クレマチス。初めて聞く花の名前でした。
古風で美しい村の佇まいに映えるその花は、春そのものでした。ここに春あり。そんなことを思わせる風景でした(冒頭に掲載した写真で、背景として写っている写真は、そのイギリス旅行の時のものです)。

……と、想い出話が長くなってしまいましたので、今回作ったネックレス「Printenier - Clématite」についての解説は、後編へ。

桜の季節です。 [New Items]

桜の花びらのイヤーピース

東京では、桜の開花宣言が出ましたね(^ ^) 待ちに待った、桜の季節の始まりです。

それに合わせて、桜のイヤーピースを。
春を告げる桜色バージョン(写真)と、なごり雪のような白色バージョン。ジャパンヴィンテージならではの繊細な彩りと、本物の花びらのような美しさをお楽しみください♪
nice!(0)  コメント(0) 

Le printemps vient.(春が来る) [New Items]

ヨーロッパに春を告げる花・ミモザ

シリーズワーク「プランタニエ」第1章
春の訪れを告げる、ミモザです。

今日は、「ミモザの日」です。
主にイタリアで、男性から女性へ、ミモザの花を贈る習慣があるそうです。

恋愛の要素ももちろんあるでしょうが、贈る女性の対象は、お母さんだったり、おばあちゃんだったりすることも。強いて言えば、女性全体への感謝のイベント、と言えるでしょうか。

咲きたての春を、感謝をこめて女性に捧げる。
ある意味、イタリアらしいイベントとも言えますね。

春の到来を告げる、温かな灯りのような花、ミモザ。
そのほのかなぬくもり、冬のそれとは明らかに変わるその情景を、ネックレスにしました。

ミモザの花部分は、レモンイエローのジャパンヴィンテージビーズを使いました。
葉の部分は、フレッシュグリーンのナツメビーズで、ワイヤーシャンクを用いて、リアルなミモザの葉を再現しています。

「Mimosa」は、最初からイメージが1番はっきりしていたので、造形にもほぼ迷いがなく、仕上がりが早かったですね。3つのシャワー台モチーフを含んだヘッド部分は、構想も含めて約2日で出来上がりました。

差し色として使った、甘いペールブルーのギブレは、春色の空。雲の切れ間に、淡く透ける早春の空。やや鈍く、ぬくもりのある輝きが、暖かさを帯びてきた陽射しのよう。

フェイクパールは、マットホワイトの質感にこだわりました。あふれ出す光の表現です。

春の到来の喜びを、こぼれるような花に託した「Printenier - Mimosa」。満を持して、横浜ビーズアートショーへ。
nice!(0)  コメント(0) 

Printenier - Trois Chapitres de Printemps(プランタニエ・春にまつわる3章) [New Items]

「プランタニエ」。それが、新しいシリーズワークのタイトルです。
メインアートワークであるネックレスは、ビーズアートショー横浜で初お目見えとなります。

「Printenier」とは、フランス語の「printemps(プランタン・春の意)」の形容詞形、さしずめ「春らしい、春を告げる、春色の」という訳でしょうか。
テーマは「ヨーロッパの春」です。ここ数年、和風に傾いていましたが、ヨーロッパで春らしさを喚起させる、3つの花をテーマに据えてみました。
ヨーロッパで、春にリンクする花は多いですが、店主にとって思い入れのある、3つの花に絞ってみました。

3月のミモザ、
4月のクレマチス、
そして、5月のすずらん。
それぞれが、それぞれの色彩で春を告げます。

近々、その第1弾・「Printanier - Mimosa」をご紹介します。お楽しみに。
nice!(0)  コメント(0) 

Printenier - 早咲きのすずらん [New Items]

すずらんの季節にはまだ遠いかもしれないけれど、
早咲きのすずらん(Le Muguet Précose/ル・ミュゲ・プレコス)が、ここに。
小さな小さなイヤーピース。
だけどこれは、物語のほんの始まりに過ぎません。

春を告げる早咲きのすずらん,ヨーロッパの春
nice!(0)  コメント(0) 

雪の降る日に [New Items]

デザインフェスタ展示品,マルタン・マルジェラ,スワロフスキーデザイナーズモデル

雪のイヤーピース。
昨年のデザインフェスタ初出品アップ・第2弾です。
nice!(0)  コメント(0) 

再掲:Sasanqua [New Items]

(商品の再掲載に伴い、過去のブログを加筆の上再アップします)

Rouge d'Estの最後を飾るは、漆器を思わせるような、赤と黒のコントラスト。ブローチ付きロングネックレス「Sasanqua」です。

サザンカ,山茶花,ネックレス,ウランガラス

Sasanquaとは、山茶花。そう、冬から早春にかけて咲く鮮やかな花です。
山茶花は、そもそもの学名がCamellia Sasanqua(カメリア・ササンカ)です。のみならず、世界のたいていの場所で、「sasanqua」の名前で通ります。
Rouge d'Estシリーズの中では、最も「和」を意識させる仕上がりです。最初にも書きましたが、どこか漆器に似た質感です。

実は最初は、Camellia(椿)にするつもりで作り始めたのですが、花びらがはらりと落ちていく動き、そして、それによって時間の経過を表現したかった(椿が枯れる時は、花がまるごと落ちますからね)ので、急遽(!?)山茶花にしてしまった、という経緯があります。

このSasanqua、ブローチの花びら部分はヴィンテージのプラスティックパーツ、花芯の部分はウランガラスのストーンを配置しました。2連のネックレス本体は、ジェットブラックのチェコファイアーポリッシュを、グラデーション配置しました。
もちろん、ブローチはネックレスのどの位置で留めていただいても結構です。下のようなアレンジも素敵。

サザンカ,山茶花,ネックレス,ウランガラス

ブローチもネックレスもそれぞれ単体としてご使用いただけます。シックな大人のネックレスです。
nice!(0)  コメント(0) 

星が瞑(ねむ)る時 [New Items]

ひとつの素材から始まるイメージがある。

今回作った「Slumber(スランバー)」がまさにそれ。

アールヌーボー風,イヤーピース,スワロフスキー

ブルーグレーのマーキスビーズ。これを見た時、私の頭に「Slumber(まどろみ・うたた寝)」という言葉が浮かんだ。
イメージとは面白いもので、頭に浮かんだひとつの単語は、
「星が瞑る時、私達は目覚める。私達が目覚める時、星達は微睡む」
というフレーズに変わった。
それは、明けの空に消えゆく朝の星。眠りにつき、空に同化して消えゆく星の姿。
その情景を、ひとつのビーズに見た。

はっきりしたイメージが完成すると、造形も早い。少しアール・ヌーボー風の星のイメージを意識して。

シャワー台で、放射型の造形を試みたのは何年ぶりだろう。以前は超苦手だったのになぁ、シャワー台(^_^;)

ブルーグレーのマーキスのお伴は、スワロフスキーのブルーシェードと、ブルーグレーの淡水パール。微かな蒼を感じさせるビーズを集めて、暁の青い闇と、弱まる星の光を表現する。

以前から私は、シャワー台の作品というと、イヤーピースはスタッド型(耳たぶにモチーフが付くタイプ)を好んで作ってきましたが、今回は、モチーフを耳たぶから離して下げてみました。
なぜか。普段電話をすることもあるかと思いますが、受話器や携帯電話を耳に当てる時、耳たぶのイヤリングやピアスのモチーフが邪魔になった経験はないだろうか。
そんな時、私は受話器に当てる片耳のイヤリングを外してしのぐのですが(^o^;)外したイヤーピースをなくしそうで、不安に思う人もいるのではないでしょうか。
また、電話の度にいちいち外して、終わったらまた着け直す、という動作が面倒だと思う人もいることでしょう。それを解決するためのデザインです。

実用性と、デザイン性を兼ねた造形のイヤーピース。冬のシックな装いとともに。
nice!(0)  コメント(0) 

デザフェス初出品アップ [New Items]

今年5月のデザインフェスタで初出しした商品を、今後徐々にアップしていきます。
まずは、"Piece of Universe--Tsuki"の派生商品として制作した"Fragment--Tsuki"を。
nice!(0)  コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。